内堀も外堀も埋められてしまった、カイロ整体民間療法

こうして見ると、カイロ整体等は腰や首を捻る行為を通達で禁止され、押せば指圧、なぜればマッサージの無免許である。
よく「脱臼していたので、はめておきました。」と云うが、もしこれが本当なら医師法、又は柔道整復師違反だ。前記したように無免許・無資格の者が治療と称して怪我をさせた時は、傷害罪で処罰される。
ならば、診察すると称し、衣類を脱がせると只のワイセツ行為になる。これは、薬剤師でも薬剤師法で衣類を 脱がせて診察が出来ない事になっており、ましてこれらの無免許・無資格者は当然だ。
もしこれが黙認されるなら、薬剤師も何処かで厚紙を拾って来てその厚紙 に自分で「カイロ免許」と書き、薬局内で患者を裸にすればよいのだ。
只、この人達は教養が邪魔をしてそのような事をしないのだ。
こうしてみるとカイロ・整体等は、もう完全に内堀も外堀も埋められた状態だ。
この現状に対し関係機関は、これらの団体との力関係を計り、これを放置、挙手傍観しているのが現状で す。ここに悲劇が生まれる現実がある。高裁は合法がやっている事は、ほかの業務の無免許行為、総て違法。これは高裁での判決内容がどのようなものか、その 業務の内容が明示されていない事から発生する事故なのです。これが日本の法律運用の姿だ。