ばかが書いた本当の話
だまされるパターン
その10
別の婦人は前記の話のあげく、健康状態が良くなるマットレスだとして2千円位のマットレスを50万円で売りつけられ、ローンで払っているという婦人がいました。
先生がその後もこの女性をいいカモと思い、再三にわたりカルテを見て往診するだの、物を買えだのの電話がか かるそうです。そこで、騙されたと怒っていました。要はこの手の話には頭の良い患者は1回でインチキと見破る。
並みの患者は2〜3回で気づく。結局は週間 文集6月24号に記載された「悪得アトピー商法」に立ち向かう10箇条 金沢大学・竹原和彦教授の提言は、カイロ等にもほとんど当てはまる。例えば
* 高額な広告費は、結局患者さんが払っている
* 高額なほど高品質という常識は当てはまらない
* 病気の治療を専門家でない、無資格の人が担当するのはおかしい
カイロ等も全く手口は同じです。
どこに行ってもだめで追い詰められわらをもつかむ思いの病人や老人で目耳が悪く情報の入らない真の弱者が餌食となり、このように高い金をとられ、あげくは怪我をさせられ最後の墓場となるのです。
年寄りや病人を騙すのは赤子の手を捻るより簡単だ。何も手柄にはならない。
そこで今の柔道整復師(整骨・接骨院)は次の4つに分類されるだろう。
@ 法規どうり、骨折、脱臼、打撲、捻挫しか受付せず、それ以外の患者は来院しても「病院に行ってください」と帰してしまう。これを我々は「柔道整復師」と云っている。こういう人は、今、日本に数人しかいない。
A 鍼灸、柔整免許両方を持ち、骨折、脱臼の整復も自信を持って出来て、なおかつ、鍼灸の腕もあり、鍼で怪我の痛みどりも出来、病気の鍼治療も出来、この治療費が安い人これを「柔道正復師」という
B @が全く出来ず、また、やる気もなく全て病院に行かせ、医事法規を全く無視し患者に毎日電気をかけ、アンマのまねをして帰す。
また、負傷部位をやたら増し、通院したようにして保険の水増し請求に明け暮れる。このタイプを「柔道詐欺師」と云う。このタイプの整骨院がかなり多い。東京新聞に大きな紙面を 割き整骨院は、まるでブラックボックスと書かれていたがその通りだと思う。
C 自分は偉ぶり、己のレベルも忘れ公職に就きたがり、治療を無免許の弟子にさせ、また、女ぐるいをし、遊びほうける、これを「柔道寝業師」これもかなりいる。
柔道創設者の加納治五郎の遺訓はどうなったのか。
今、治五郎が石の下で泣いている。なんといっても一番馬鹿げているのは保険を払う組合だ。通院回数の制限をしないから患者を長く通院させた者勝ちだ。これでは、真面目に治すやつが金にならないようになっている。健康保険組合は馬鹿も休み休みやったらどうだ。
こういう所には、年寄りは散歩がてら歩いて行き、年寄り同志がおしゃべりをし、ストレス発散と運動の意味しかない。
これに何の疑問ももたず、この現場を一度も見ず保険金が支払われているのが現状。これでは、お寺の餅まきと同じだ。
これを飲み込めず、赤字だと騒ぐ健保の幹部は、よほど頭の悪いやつだ。バカのオリンピックがあれば、必ず金メダルが取れるだろう。
治療効果からして本来鍼灸が保険適用になり、柔整の保険適用をやめさせるのが筋だ。都内では、整骨院に通院している99%の患者が鍼灸の患者と云われています。
また、このような現実を踏まえ、早急に法改正すべきものなのだが、今の鍼灸師の状況からして鍼灸師治療に保険適用されたとしても、永久に鍼灸は患者に普及する事は無いでしょう。
また、医師の同意があれば保険を使えるというが、一般の医師は知識が無いので同意しょうがない。また、開業医は只でさえ患者が少なく経営が苦しいのに、 患者を鍼師の所にまわすはずがないこれが現状だ。しょせんは厚生省のやる事は、いつもこういうことのくりかえしなのです。
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