医療事故の原因を作ったA級戦犯の話

百年前厚生省の医療審議会において、当時西洋医学と東洋医学のどちらが効くか厚生省が仲立ち隣同じ患者を100名位預け治療させ東西医療相撲をさせた。
ところが鍼灸の東洋医学の方が効くとして東洋医学に軍配が上がったにもかかわらず、残念ながら東洋医学は西洋医学的証明が不充分であること。もう1点は手の内を明かさなかったこと。
この2点で厚生省は乱暴にも日本の医療を西洋医学一辺倒の片羽飛行に切り替えた。そこ で病に苦しむ日本人に半分の医療しか受けさせないという悲劇が生まれた。その後100年を経てこれに気づき漢方鍼灸迄が医学部の授業に取り入れられ、医療の現場に使われるようになった。これこそ真のA級戦犯だ。
にもかかわらず、近年理学療法士や作業療法士や作業療法士と云う新しい制度を造り、これに保険点数を与えた。その内容たるや、本来の機能回復の計画を立て、それに沿ってやる仕事が25%位。
その他は鍼灸・マッサージの技術なくして早期の機能回復ははかれないと思う。これを証明するように病院経営者は、ア ハキと前記の理学療法等の2つの免許を持った人を使いたいと云っております。
これは、理学療法では保険点数で病院側はお金は取れるが痛みや機能回復にはアハキが一番有効だと云っているのです。にもかかわらず、厚生省はこの現場の声を無視。
子の様なチグハグな制度をまたしても造ると云う失敗を犯してしまった のです。本来は前記の学校の許可に際し、その中にアハキを入れた4年生の学校を造らせるべきだったのです。これを物語るように理学療法士は、この免許では物足りずアハキの学校に入り直している人がかなり増えてきています。これは教育のロスと患者側の損害だ。こりもせず又しても行政のミスを犯したのです。