300万円の話
Aさんは、この不況に何か手に職をつけなくてはと、カイロスクールの大手に入学 した。
その内容としては、3年通学して免許がもらえると云うものでした。そこで、3年分の学費300万円を前金として支払い、スクールに入学すると、授業 は週1回で出席もとらず、学期試験も無く、3年で免許を取得した。
その際スクールでもらった本を見たが、たった1ページも開いた跡が無かったそうです。これで、いつでも開業できると喜んでおりました。
その内容たるや、週1回の授業で1時間、これでは1人1時間2万円の授業料を支払ったことになる。これをへ んだと気づかずに通学している生徒は、かなりひどい「だまされ症候群」の出ている人だ。
だが悲しいかな、その「騙され症群徒で教室はいっぱいだったそうです。
が、こんな免許は国に制度が無いのですから、前記した只の偽札です。
中国から密入国した中国人でも日本に上陸したら、その場でカイロ・整体師と云う看板 を出し、何の届出も出せずに開業できるのです。
Aさんは、公文書と私文書の理解が出来ないのです。発行者が国、又は公の機関でなければ、これらは只の偽札 です。
Aさんは、免許と書いてあるとすべて同じ免許だと思って疑わないのでした。この300万円のスクールが、実は数あるスクールの中で良心的でお勧めで きるカイロスクールだと書いた、健康関係の雑誌が多いのには驚いてしまう。
「何故こんなのを良心的なカイロスクールと載せるのか。」とその手の関係者に聞 いてみると、「その手の雑誌記者に飲み食いさせ、友達になると、このように書いてくれる。」のだそうで、記者の良心は何処にあるのかと聞きたい。
記者本人 が300万円支払いそのスクールに入学し、騙されたらどう思うか。その記者は、自分でも頚を捻らせてみた事があるのか。
呆れた話だ。「本に書いてあるか ら」と信用する、これが今や一番恐ろしい。
数千あるこの手の民間療法スクールは、これ以下で信用できないとすると、一体その内容はいかがなものなのだろうか。
このように、いたるところに狼やこの手のあくどいワナが仕掛けられている。
新聞の各種学校の入学案内は全てこれだと思って間違いありません。
インチキも楽ではない。と云うのは、知人の骨接ぎでは有名なM先生が、『カイロの勉強会』と称し着た生徒から1回2万円位の授業料を取っている所に一度見学に行ってみました。すると、カイロの先生は何処からか借りてきた腰のレントゲン写真を見せ、まことしやかに「ここがず れており、ここを矯正すると治る。」と、いつも通りはずかしくもなく口から出まかせを云っておりました。
そこでMせんせいは「こうこうで、これは全く正常ですと。」と説明してやると、誰一人として何も云えなくなったそうです。
運悪くそのカイロの先生は、見学に来ている人の中に写真を正確に見られる人がいた のです。インチキも楽ではない。
正規のアハキは前記のように20人に1人くらいしか受からず、予備校の広告になっているのをみよ。
大体このカイロ等のスクール経営者において本人が職を 転々とし自分でカイロを経営してみたが患者が来ないので、食べられずカイロスクールのほうがお金になるのでやっている。これが現実です。週、数時間の授業 でスクールとは名ばかりの代物。
これを3ヶ月60万では美味しい。生徒は美味しい獲物なのだ。 もし2年生のカイロスクールに入学し生徒同志で首を捻る実技を500回ずつやりあったとすると、卒業までに生徒は全員むち打ちや、手のしびれで五体満足な生徒は1人も居ません。
ならば、卒業後患者を実験台にしてなおかつ金を取っているのだ。いかに危険かが分かると思います。成田さんでお参りし、1千万円お布施を包んでも怪我する危険は無いが、カイロは金を払い怪我の危険性が高い。
こうしてみるに暴力団は市民には迷惑をかけない。手を出さない。又、ましてや老人や病人に手を出した事があるだろうか。
それに反しカイロ整体等は正義を 装い市民の無知に付け込み病人や怪我人に前期のよな膨大な怪我人を発生させ、又、病人の手当てを遅らせる当の害を加えているのが現状。判断力の無い老人や 病人に危害を加える。日本でもっとも悪質卑怯な犯罪だ。
こんなインチキなカイロスクールなどに行き生徒でバラ色になった人はいません。
人生真っ暗闇になげ だされるだけです。人生甘くはない。こんな甘い事で鴨縁(ヤール)河は渡れない。それで渡れれば北朝鮮に人民は一人もいなくなる。 今、鴨〈カモ〉が「旬」でおいしい。と云うのは前記の状況で、もし3ヶ月で60万払うカモが50羽広告と云う網に掛かったとするとザット計算しただけで経営者のフトコロに3ヶ月で3千万円だ。
かなり美味しい。 週に何回かインチキな授業をし生徒がやめても60万返す必要は無いのだ。ここにカイロ学校経営の姿があるが、そうはうまくカモはかからないし、又、同じインチキ経営者が都内ではゴロゴロといる。新聞の広告をよく目を開けて見てください。
誰でも何の届け出も無く思い立った日から経営できるスクールなのですか ら。
経営者が自分でカイロ治療院をしても平均1日2〜3羽のカモしかかかりません。1日1万5千円にしかなりません。
そこで経営に乗り出す理由があるので すが、その経営者たるやベンツに乗り口ひげをはやし、従業員の給料を踏み倒し、又、多くの怪我人を出し、訴えられ裁判を抱え、結局は学校経営の乱立と、広告と云う網代が高く火の車の経営者が多いようです。
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