ばかが書いた本当の話

まえがき

私は柔整・鍼灸業界に入り、幸運にもこの20年間大病もせず、患者の「痛みが取れた」と言う喜びの声を我が喜びとし、これを励みとして、ほとんど休まず働きいろいろな失敗もあったが少しでも皆様のお役に立てたかと思っております。。
これも私を取り巻く周囲の皆様方の力添え が有ったればこそできたことと感謝するものです。この様な訳で私ほど幸福者はいないと思っております。
この文章を書くにあたり、治療中患者さんから聞き、また教えられたあまりにも多い心が痛むかわいそうな健康商法詐欺や大金を取られた上、怪我をさせられ た話・・・また、何千とある民間療法の名に隠れた許しがたい物を明らかにする事により、これを読んだ皆様が一人でも多く被害を免れることを願いこの文章を 書く事にしました。
聞くところによると、カイロ整体等による千葉県内でのけが人は昨年1年間だけでも数千件にのぼり、裁判でプラクター・整体師等に対し損 害賠償請求がなされたその総額は164億円とも云われております。
これにもかかわらず、今だ「燎原の火」のごとく広がりとどまるところを知らないのが現状 です。これに対し関係機関は何の手も打たず「挙手」「傍観」を決め込むのみです。 暴力団は老人や病人には手を出さないけれども、民間療法という名の無免許、無資格者の医療行為は、ワラをもつかむどこへ行っても治らない病人や、判断力の弱い老人達を食い物にし、今や、やりたい放題です。
そこで私はこの職に就く者として、この医療の深い暗闇に蠢く病人を食い物にするハイエナや狼を、蛍の光を頼りにこの程私の7代前の先祖 井口長吉の槍をお借りて突いてみることにしました。
また、この現実を公にすることにより、私は蛍の光程度の微力ではありますが皆様の道しるべとしてお役にたてれば幸いと思います。
地球の歴史から見れば人の一生は100年生きたとしても蛍の一瞬の瞬き位の物だ、そして、その短い命を他人を喜ばせる為に使う者と、逆に泣かせるために使い終わる者とがいる、これが人の世だ。願わくば私は前者でありたい。
この文を読まれる皆様がこの内容を正しく理解され、正しい医療を受けられることを願い浅学非才も顧みず書きました。
一読いただければ御幸甚の至りです。