前記にもある患者の話

私の息子がヘルニアになりなかなか病院でも治らず、友人の父親がカイロをしており必ず治せるからと云うのでそこに行きホテルに泊り込んで治療を受け、相当通院したが、全く良くならず大金をとられ、とうとう病院で手術となった。
こういう場合患者はプラクターに治ったかと聞かれると治らないとはいえない。プラクターはそれを治したと思い違いをしているのだ。
普通の者では金が高すぎて、又、医者でもない村では変わった 人、職を転々としている人、こういう人がプラクター。
又、非科学的な事をしている事からおかしいと気づくはずだ。又、電話で「又来てください。」とセール スしたり、回数券を売りつけたりするが、そんな事が変だと気づかないのがおかしい。前記のあり様にもかかわらず何故都内では正業の数倍もこの手の者が増え たのか。
原因 
その@ 誰でも思いたったらその日から出来る商いだから。
そのA 規制も役所への届出の必要がない。免許持ちには広告を規制し、無免許には規制が無い誠におかしな話だ。
そのB 治療費がべら棒に高く、患者は治療費が高い程効くと勘違いしている。ぼろい商いだ。(他の本にも書いてある)
そのC リストラされた人、会社を首になり職を転々としている人。小遣いの欲しい主婦には最適な仕事だ。
無免許、無資格マッサージのクイック等が大流行する理由
日本人は、この100年自殺者の統計をとっておりその中でこの2〜3年平年の数倍の自殺者がいる。いわゆる半ノイローゼ社会だ。
会社ではリストラだ、やれ給料減らすだ、倒産だで、安心して暮らせない。
そこにパソコンだのコンピューターだのと目や腰の凝る事ばかり。これで正常な人間こそ異常で、異常になった人間こそ正常だ。
そこにマッサージ等で一時の安らぎを求める。それと、待たずにすぐできる。これがクイックの大流行の原因だ。
これは、ほとんどがマッ サージ師の無免許営業だ。大手企業も乗り出し都内は50mおき位にクイックの店が乱立している所もある。
只マッサージと書かなければ誰でも出来るが、どん な名を付けてやっても行った客に何をして来たのと聞くと必ずマッサージをして来たと云う。これを監督官庁はどう思うのか。世間に笑われるぜ。
クイックのあるチェーン店の店長曰く、「うちの店にはクイック嬢が8人いるが、全員免許は無い。こんなの免許がいるのですか。」と聞いた。その店長は元板前だった。